患者が沢山のことを教えてくれます

学生のときから母親の治療をしてきました。

昨年の秋ごろから、母親の体調に変化があり、腕も痛くて腫れてるし、体には湿疹ができるし、足は痛く歩行困難なのです。その他にも指は痺れて痛みがあるし、、、

辛いと毎日が楽しくなくなりますよね。

自分に時間と体力があれば良いのですが、いずれ限界が来ると考え、治療をお願いすることにしました。

3回目の治療のとき、いつもより刺激の強い内容でしたので、翌日以降も体のダルさが続いて寝込んでいました。

そんなとき、体に痛みがでるたびに連絡がくるのです。

「これって鍼のせい?」と言わんばかりなのです。もちろん、ストレートに「はり」の所為にはしませんが、母親が思っていることはわかります。

これって「好転反応」と言われるものなのですよ。

回復段階で現れる症状ですが、今まで体の中に溜まっていたモノ(毒素や不純物など)が、体外へ出るときに現れる症状なので心配はいらないのです。体を休めるようにと自分の体が訴えているのですから、その通りにすればよいことなのです。

ですが、今回は想像しない部位に「灸」をしましたし、痛みのある部位には一切「はり」をしませんから、母親だって何をやっているか分からず心配になるものねぇ。

やはり、日本人は「はり」に対して、馴染みがないんですよね。そして東洋医学の良さを知らない人が多いのです。

本当に体が弱ってしまいますと、西洋医学の薬のように痛みが瞬時に消える!なんてことは難しいので、多少の時間は必要になります。

本人としては病院より高いお金を出しているのに治らない事に不満もあるのでしょう。

好転反応」って、本当は喜ばしいことなのですが、固定観念や常識を変えるってナカナカ難しいところ。辛い症状が続けばなおさらです。

「はり」ってどこへ行っても治らないような人が最後の駆け込み寺として足を運ぶ人が多く、どうにかならぬものかと思ったりする今日この頃です、、、

本人がどれだけ自分の体を治したいと思えるか!治療者がどれだけ患者の体に向き合えるか!その両者の思いによって、治療効果は劇的に変わるのでしょう。

余りに調子が悪そうなので、実家へ行って治療してきました。

まだまだ体は弱っていますけど、怠さはすっかりなくなり歩くスピードも早くなりました。先ほどまでグッタリしていたのが嘘のようです。

序に他の家族も治療して合計3人。畳の上での治療練習でしたので腰が痛いです・・・

今回のことで、畳の上で最低5人は治療できるようにしたいところ。家族は臨床で必要なことを沢山教えてくれる患者です。