感覚を養うのは実践あるのみ

先日、職場のAさんの体を貸していただきました。

入社後に初めて鍼灸学生だと伝えた方です。当時、Aさんの腕に痛みがあって、色々と質問をされたのに殆ど答えられなかった記憶があります。鍼に対して興味もあったのでしょう。それ以来ずっと優しく話しかけてくださるのですよ。うれしいですね。

いつも元気にお仕事をされている方ですが、体を触わった瞬間、相当なストレスを感じていると思いました。外出や海外出張も多く、仕事で課せられる数字のプレッシャーもあるでしょう。その他、社員指導も重なって身体が疲れていることは同じ職場で働く私にはよくわかります。

私の施術は「コリ」のある部位をグリグリとする触り方はしません。また揉むこともありません。軽く指をあてて、ちょっと圧を加え少しユラユラさせるだけ。ですが、数分ほどでほぐれるのですよ。Aさんは特に右の背中が気になりましたので、長めにしましたが15分程度だったと思います。

これ以上は肩を触らない方がよいほど、柔らかくなっていました。ご本人は物足りなさもあると思いますが、かなりスッキリしたと思います。「気持ちがよかった」「いつでも体を貸します」と言ってくださいました。ちょっと、体が悲鳴をあげているようにも思えますので、少しのんびりしてほしいと思います。

短時間で効果を出す自分の「手」を、少しずつ信じられるようになってきました。

感覚を養うのは実践あるのみですね。

いつか、私の「手」を選ぶ人が現れるのでしょうか。もっと体を触れる環境を作りたいと思います。