姉への施術で教えてもらったこと

調子の悪い姉に「鍼」をしてみました。前回は「経絡」のスタイルで行いましたが、今回は「積聚」のスタイルです。

風邪が悪化して、嘔吐で食事がとれず、数日間は会社も休み、寝たきりの状態でした。体温計で測ると熱はないと言いますが、「脈」をみると明らかに熱がある状態とわかりました。

「熱があるね。」と伝えると、姉は「何度測っても熱はないよ。体温計が壊れてると思って買っちゃったよ。」と言います。

体温計でみたことは西洋医学の考えですが、東洋医学は数値化されないモノを感覚で判断するのですから、話が異なってくることがあります。東洋医学の考えが伝わらなくても普通のことですが、姉はちゃんと熱があると感じていたのです。正しい判断をしていました。

実際に姉の体を触りますと「結構、辛かっただろうなぁ~。」と思うような状態でした。そして、一通りの流れが終わりますと「脈」は安定し、それなりに効果を感じた状態にまでなったのですが、本人は一切の効果を感じないのです!「え?終わり?」って思っている様子でした。

「積聚」治療って、そんなモノかもしれませんね。

中国のように東洋医学が、庶民にまで根付いているお国柄ですと、効果を感じることもあるでしょうけど、私の家族のように東洋医学の知識はなく「鍼」にも抵抗があれば、受け入れるのまでに時間がかかると思いました。しかも、「痛み」のある部分には「鍼」をあてないですし、最後まで刺しませんし・・・ましてや、私への信頼がなければリラックスもできないでしょうしね。

家族にとっては、踏んだり蹴ったりなことです。かなりレベルの高い相手に練習をさせてもらっていると、たった今気づきました(笑)

翌日、姉に聞いてみました。「経絡」と「積聚」どっちが好き?と。⇒「積聚」の方が安心(刺さないので不安がない)だけど、ちょっと面倒だね~。と言ってました。

えっ!!

母親といい、姉といい、「仰向け」「うつ伏せ」が、こんなにも引っ掛かるモノなのですね。

学校では、このような意見を聞いたことがありません。確かに体調が悪いから「鍼」をするのであって、体の辛い人が体位を変えるのは一苦労ですものね。健康な学生を相手にしているので気づきませんでした。

技術習得ばかりに目を向けずに、相手への「配慮」「気づかい」が、よっぽど大切なのかもしれません。家族は学校で教えて貰えないことを教えてくれます。

妹への信頼が皆無なところは少々気になります(⇐これは仕方がないこと。)が、、、本音を言う家族はありがたい存在です。