相手を思う気持ちがあるって嬉しいこと

学校では基礎実技の授業があります。

相手の「足三里」というツボに鍼先を当て、小さく回しながら1cmほど脚に入れていく練習を1年生から行います。

足三里」はお腹の調子が悪いときには、とっても良いツボと言われています。

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授業では銀製の鍼を使用しますが、ステンレス製と比較しますと体へ入りにくく痛みも出やすいのです。練習を重ねていきますと上手になって「痛み」を与えず、鍼を入れられるのですよ。※銀製の鍼は、ステンレスより効果があるとも言われています。

実は私の「足三里(左脚)」には違和感があります。昨年は1年生だったので、ペアの方に結構深く入れられたことが数回あり「痛み」を感じやすい体になってしまいました。そして「痛み」が継続していることを伝えても、殆ど理解して貰えず悲しい気持ちになったこともありました。ですが「痛み」の感覚は、人により異なりますし、共有できるモノではないので、今では仕方のないこととして受け止められるようになっています。※因みに深く刺す鍼が決して悪いのではありません。深く刺すことで治療効果が得られることも多数あります。

このことを切っ掛けに、相手の「痛み」に対しても、敏感に感じられるようになり、良いモノを得たなぁ~と思っています。「痛み」は誰もが辛いモノでしかないですからね。理解できた方がよいのです。

ですがぁ、それとは裏腹に実際の実技の方はといいますと、、、はっきり言って「おちこぼれ」生徒となりまして、脚に鍼を入れられなくなってしまい、週1回の特別レッスンが始まったのです。(途中、余りの落ちこぼれ度に先生も見るに見兼ねて週2回の特訓に変更されました・・・しかもほぼ強制的に・・・)

鍼を脚にあてた瞬間から、ほんの少しでも「痛み」があれば「最初からやってください!」と言われ、授業では教えていただけない「丁寧さ」を、厳しく教えてくださいました。本当にありがたいことですね。

そんなこんなで、先生が諦めずに接してくださったお陰で、無事「痛み」なく鍼を入れられるようになったのですよ。その間、約1年です・・・ふぅ~

先日、この基礎実技のテストがありましたが、自分の順番になって先生の「足三里」をみますと、アザやら鍼跡がたくさん残っていて、脚がかなり傷ついていました。おそらく50人ほどは刺されているのではないかと思います。

先生の「足三里」をみた瞬間、テストをパスする気持ちが一気に失せました。はっきり言って刺したくない意思が強く働いてしまったのです。

だってそうでしょう?

特訓で「丁寧さ」を教えてくださった先生の脚が傷ついているのに、更に鍼を刺して体を傷つけるなんて私にはできません。テストを行う部位の変更をリクエストして、先生の脚には刺せないと伝えてしまいました。

なんと偉そうな生徒なのでしょう!

「おちこぼれ」のクセして、いい度胸していますよね(笑)

でも、いいのです!テストは学生時の評価基準であり卒業後は不要なモノですから。

「丁寧さ=相手を思う気持ち」を教えてくださった先生の後ろを歩いている自分がいました。大切なモノを得て大変うれしく思います。

もしかしたら?「おちこぼれ」たことによって、得られたモノかもしれません。そう考えると「おちこぼれ」って悪くありませんね。

学校側としては厄介な生徒ですけど、来期も「おちこぼれ」生徒でいかせていただきまーす!😊