深いイイ~ことば

「空手還郷」とは、手ぶらで故郷に帰るという禅語です。

先日、この言葉を知り「イイ言葉だな~」と、感慨深い気持ちになりました。

 

ふと、友人との会話を思い出したので記録に残そうと思います。

友人との会話は、お互いの進む鍼の流派についてでしたが、私は〇〇流、友人A子は〇〇流、友人B子は〇〇流と〇〇流で迷ってる・・・でも友人C子は決まっていないのだそう。ある先生の話を聞いて、治療は流派などは関係ないと思えるようになったと言う。よくわかるよ~と共感した私がいました。

昨年、私も流派なんて関係なく、鍼灸じゃなくてもよいし・・・とさえ思ったほどでした。実は今も同じ考えなのですけどね。だって相手がよくなればよいのだから。

結局のところ、鍼の不思議さに興味が薄れなかったことと、その先に「あるモノ」に出逢いたいといいますか。。。

その先に「あるモノ」は、その先の先にある何も「ないモノ」なのでしょうけど、何も「ないモノ」を得るためには、まず、その前に「あるモノ」を得る必要があるのかな~と思います。

まぁ~「決心」しないことには「行動」もできず、「行動」しないことには、何も始まらないですし、私の場合はとりあえず進んでみました!

 

さて「空手還郷」ですが・・・

私はこの「空手還郷」という言葉を聞いて、自分の中になんとな~くあるその先に「あるモノ」と、その先の先にある「ないモノ」と少しだけリンクしたような気がします。

最初は、鍼を上達するためにコツコツと練習して、自分なりの経験値を積むことで、その先にある根本的なモノを知ることができるのかなぁ~と。

そこへ到達した時、初めてテクニックではないと心から理解できるのかもしれませんが、私はその場所へ辿り着く日がくるのでしょうかね。

歩いて、つまづいて、転んで、、、また歩くって感じなのかな。

まだ何も始まっていませんが、たまには妄想の世界に行くのも良いモノです。

 

今しかできない楽しみを見つけよう

Aさんをモデルに練習をしました。

主訴は今迄にない生理痛があって体が全体的にダルいのだそうです。

お話をしたい方なので、おしゃべりしながら練習をしてみました。鍼に集中できず少し困りましたが、背中の治療に入った途端に眠ってしまいました。私はここまでリラックスすることがないので羨ましい限りです。

国試の勉強を頑張って始めているから、疲れてるいるんだろうなぁ。先生から国試のプレッシャーをかけられ、ストレスを感じてるんだろうなぁ~と・・・同じ3年生なのに、この違いはどうなのでしょうか(苦笑)

さてさて、一通りの流れとお腹の治療をプラスして終了。

Aさんに練習後の効果を聞いてみますと、

直後は「10」→「3」の痛みに変わり、5時間後は「6」に戻ってしまったそうです。翌日の状態を本人に聞いてみますと、前日のダルさはすっかり記憶から消えてしまったとのことでした。確かに、明るく元気な様子。顔色もよく笑顔もステキでした。

生理の期間は、通常より体が冷えますから、エネルギーの滞りがでやすいと思います。また、生理がいつもより重いと感じたということは、ホルモンや神経に影響が生じているのではないですかね。ホルモンの影響を受けやすい女性は、ストレスによって生理が遅れることも多いですから。

エネルギーの滞りを感じた時に流してしまえば、毎日が快適に過ごせるのだと今回の練習結果を通して教えていただきました。

実際の現場では、ちょっとの不調で治療院を訪れる方は少ないでしょう。すぐに効果の得られる学生(⇐体が元気)を相手にするのは今のうち。

ですから、毎回の練習結果を鵜呑みにして、大きな勘違いをしながら、残り少ない学生期間を楽しむのもよいモノですね。勘違いは学生の特権だぁ~!!(笑)

実技の練習をさせてもらって、気づかせてもらって、私はもらってばっかりです。

ありがたいことです。

トンレンの良さとは?

仲間と久々にトンレンの練習をしました。

「トンレン」を初めてウィキペディアで調べてみたのですが、瞑想法だったのですね。知りませんでした。

簡単にいうと「利他を養う」モノです。

人間は誰かに親切にしてもらった時より、親切にすることの方がハッピーなのだそうです。分かりやすい例としてボランティアがありますが、ボランティアはされる側より、する側の方が幸福度が高いと言われているのですよ。

そして、このトンレンは利他を養うわけですから、続けることで最終的に自分の幸福度も、どんどんと上がってしまうという素晴らしいモノなのです。

 

まぁ~、私の場合は上記のことを考えて始めた訳ではありませんし、毎回あまり深く考えずに仲間と練習をしていたのですが、意識的に相手を理解しようとすることで、無意識にできるようになっているような感じです。

今回のトンレンは「相手のために何か一言を伝える」という先生からのテーマがありましたが・・・そんな難しいことは、ハナから出来ると思っていません。

普段通り見えてくるモノや感じるモノを伝えるだけでした。

 

初めて参加されたNさんとペアになり、感じた状態を伝えてみましたが、大変驚いていらっしゃいました。「そんなことがわかるのですか!」と。

はい!わかっちゃうのですよ~。

ここでは内容を取り上げませんが、Nさんが継続することで得られる内容などをお伝えすると、かなりご納得された様子でした。

また、練習終了時になりますと先輩方の強い「気=エネルギー」を4時間ほど浴びているために、パワー漲る目に変身されてました。よかったですね~。

 

「相手のために何か一言を伝える」とは、今の私にはナカナカ出来ませんが、相手が元気になってくれることは嬉しいこと。

それだけでも、自分に利他の心があると自覚ができ、ハッピーな気持ちになります。

 

ダメダメな練習結果やん

クラスメイトのS君が、首が痛いので治して欲しいと連絡がありました。

接触鍼からじっくりゆっくり行いますと、アッという間に時間が過ぎてしまい、30分で治療なんか終わりやしない。

しかも、昨年より接触鍼が下手になっているような?ダメだこりゃって感じです。

まぁ~、治療中は余り考えず集中しておりますが、一通りの流れが終わっても首の痛みが取れないので、足の指先(井穴)にお灸をしてみました。

あれ?艾は柔らかく捻るのかしら?困ったなぁ。

効果を得るためには少々熱くてもよいのかも?指先は心臓を患っている人は控えるように教えられたけど、クラスメイトは元気だから大丈夫!艾を固く捻って焼き切ってしまえ~~。えいや~!!

結果、、、S君、、、悶絶、、、

ごめんね~と思う気持ちと、少し楽しいカモ?と、複雑な心境。

結局、熱い灸が終わっても効果を感じられないので、肩への鍼を希望されたのでした。しかも、渡されたのはセイリンの鍼で、こんなん治療でいいのかしら???本当に分からないことだらけって感じです。

そんなこんなで1時間ちょっとの練習が終わり効果を聞いてみますと、最後の鍼が効いたようで、首の痛みがかなり減ったそうです。

そしてS君の顔をみると少々赤い。やり過ぎサインじゃないかな?こりゃマズイ・・・本人に伝えてみたけど、痛みの軽減ばかりに気を取られ、やり過ぎの感覚は一切なし。

やっぱり1時間オーバーの練習ってよくないかも?と、一人で考えてみたり。

こりゃ不安だ・・・自分の鍼で相手が悪化したらと思うと授業中は心配で仕方がない。

授業終了後に心配で再確認するも、その様子は全く感じておらず、またもや首の痛みがよくなったと話すので、私としてもやっと安心したのでした。

 

そして翌日、体の状態を確認してみましたが、悪化も改善もないとのこと。悪化してないのが一番よいことだけど、効果の持続もなかったのね。

何回かLINEで連絡を取り合っていると、今日はなんと10時間ほど寝てしまったそうだ!いくらでも眠れるって・・・言うのだ。

げっ!!!やっぱりやり過ぎちゃったカモ。ダメダメな練習結果ですね。

分からないことだらけで疑問も課題も膨大!

それでも、ちょっぴり鍼が面白くなってきた感じです。

何でもほどほどが良いですね

「ほどほど」って良い言葉ですね。

私は根を詰めるタイプです。もちろん気になることだけですが、、、

人間の集中力も個人差はありますが、限界がありますよね。私の場合、集中したら、その後はダラァ~っとなってしまいます。幼い頃から変わっていないと一人反省中です。

人間、無理をすれば必ず何処かしらにガタがくるのです。

東洋の考えで「陰陽論」というのがあります。

簡単に言いますと、この世の中には「陰」「陽」の2つにわけられているという中国の思想です。

右と左、女と男、上と下、朝と夜、表と裏、前と後・・・など。

物事には相反するモノがあり、どちらも必要ということでしょうか。なくてはならないモノという方がわかりやすいですかね。

「女」と「男」を例にとりますと、「男」だけでは社会は成り立たず、また「女」だけでも同じです。「男」には相反する「女」というモノがあって初めて「男」を際立たせることができるのです。その反対もしかりです。※自分が上とかの優越の考えではないです。

昨年、日中は仕事で夜は学校という、年齢的にもハードなスケジュールで過ごしました。土日もお誘いやらで休む暇がなかった毎日でした。

現在は、失業をして心にぽっかりと穴があいた状態になり、この歳で無職という罪悪感に苛まれております。また社会から遠退くことで、自分に遅れがでるような、そんな気持ちにもなっているのでしょう。

ある先生とお話をしていたとき、この「陰陽論」をふと思い出しました。

生活を維持するために働く必要はあるで仕方がないのですが、やり過ぎたことによって今の状態があるということです。

「陽」である「行動」のし過ぎにより「陰」である「何もしたくなくなる」になってしまいました(泣)

「陰」極まれば「陽」に転じ、「陽」極まれば「陰」に転ず

「陰」も「陽」も極まらず、何でもバランスが大切ですね。

東洋の考えですと「中庸」という言葉でしょうか。

東洋の思想は根本的なことを教えてくれます。

 

自分を知るって大切ですね

知人Aさんに鍼の練習をさせてもらいました。

物凄くハードなスケジュールでお仕事をしていたので、体がかなり疲れており、腰が怠いとのこと。体に熱を感じましたので発熱されているようでした。

鍼を皮膚あてますと、体から汗がでてきます。これは体の中に溜まっている熱を出しているのです。汗を出すことで体の熱が取れることがあるのですよ。鍼にはそのようなことが可能になります。

普段、お仕事が忙しかったりしますと、解熱剤を飲んで熱を抑えたりすることもあると思いますが、実はこの熱は体内のウイルスなどと戦っているので、免疫力UPにつながるのです。熱を出し切ってしまうことの方が体によかったりするのですよ。※因みに、高熱によって悪化することもありますので、医者の判断も必要です。

一通りのAさんへの鍼が終わり、翌日に効果を確認してみました。

夜中に汗をかいて何度か着替えたそうです。まだ怠さは残っているそうですが、かなりスッキリしたとのこと。しかし、翌日もお仕事で体を休めることができず、未だに発熱が続いているそうです。

以前、学校のO先生が話していたことを思い出しました。

体調が悪く、接触鍼で治療をしてもらった際、夜中に沢山の汗をかいたそうです。その翌日に発熱をして1日寝て過ごしたようですが、その後はスッキリと回復したそうです。接触鍼は本当に効果があると仰っていました。

本当に効果の高い鍼だと私も思います。

ですが、熱を出させる効果はやはり術者の技量によるのですね。私の技量ではAさんの熱を出し切るほどまでの効果はありませんでした。まぁ~まだまだ下手っぴぃですから、今の自分でも少しは効果が出せたと満足しているのと同時に「これから~」と思う気持ちもあります。今後の目標を定めるためにも、自分の技量を知るって大切なことだと思います。

そしてAさんですが、マッサージは気持ちがよいけど、鍼は翌日がスッキリするね。と、鍼の効果を感じているようでした。鍼を少し気に入って貰えてうれしく思います。

今年は接触鍼をたくさん練習しようと思いまーす。

 

手当て療法は誰でもできるモノ

知人男性Tさんと久しぶりに会った時のことです。

現在、ガンを患っています。一度は手術で回復をしましたが、数年前に再発をして抗がん治療をしています。再発時に重粒子放射線治療を勧めたり、セカンドピニオンも勧めましたが、医者から勧められた抗ガン治療を選択しました。ガン細胞は大きくなっていないそうですが、かなり痩せて手足の痺れがでてきています。副作用でしょう。

お会いする度に、免疫力UPによいお灸を勧めますが、熱いのはキライと言います。鍼は痛いのでイヤだ!と。なので勧めることもしなくなりました。知り合って15年以上経ちますが、私が勧めたモノで実行したことは、何一つないと気づきました(笑)

ですが、私の性格的はしつこいので、何かしらやりたくなります!そこで何をしたかといいますと、背中の「腎」のある場所(ツボでい言いますと「腎兪」「志室」辺り)に「手」を当てて温めるだけです。ジンギスカン料理を食べながらですけど・・・

たった、それだけか~と思うでしょうが、これって世界で通用する「手当て療法」だと思うのですよ。功夫の先生からも「腎」を温めることは大変良いと聞いています。

Tさんの「腎」は、かなり冷えていましたので、深部が温まるまで行いました。後で知人を通して知ったことですが、翌日に高熱をだされたそうです。弱っているTさんの体には少しやり過ぎたのかもしれませんね。

因みに熱を出すということは、体が体内の異物と戦っている証拠、免疫力がUPするので良いことなのですが、体が弱っているときなどは、少しずつ行った方がよいのでしょう。

さて、私の「手」によって(所為で?)高熱が出たとTさんは思っているそうです。そんなことがあってたまるかぁ?と、私は少々疑問を覚えましたが、思うことは本人の自由ですから、正直どっちでもいよいです。

ですが、もし私の「手」により高熱を出したとしたら?自己免疫力がUPしたとしたら?と想像しますと、他の体で自分の「手」を試したくなるのが人間です。

似たような症状が起こったとしたら、人間の体とは計り知れないモノだと思います。この面白さと不思議さがあるから人間への興味が絶えないのかもしれません。

最後になりますが「手当て療法」は誰でもできるモノです。

 

感覚を養うのは実践あるのみ

先日、職場のAさんの体を貸していただきました。

入社後に初めて鍼灸学生だと伝えた方です。当時、Aさんの腕に痛みがあって、色々と質問をされたのに殆ど答えられなかった記憶があります。鍼に対して興味もあったのでしょう。それ以来ずっと優しく話しかけてくださるのですよ。うれしいですね。

いつも元気にお仕事をされている方ですが、体を触わった瞬間、相当なストレスを感じていると思いました。外出や海外出張も多く、仕事で課せられる数字のプレッシャーもあるでしょう。その他、社員指導も重なって身体が疲れていることは同じ職場で働く私にはよくわかります。

私の施術は「コリ」のある部位をグリグリとする触り方はしません。また揉むこともありません。軽く指をあてて、ちょっと圧を加え少しユラユラさせるだけ。ですが、数分ほどでほぐれるのですよ。Aさんは特に右の背中が気になりましたので、長めにしましたが15分程度だったと思います。

これ以上は肩を触らない方がよいほど、柔らかくなっていました。ご本人は物足りなさもあると思いますが、かなりスッキリしたと思います。「気持ちがよかった」「いつでも体を貸します」と言ってくださいました。ちょっと、体が悲鳴をあげているようにも思えますので、少しのんびりしてほしいと思います。

短時間で効果を出す自分の「手」を、少しずつ信じられるようになってきました。

感覚を養うのは実践あるのみですね。

いつか、私の「手」を選ぶ人が現れるのでしょうか。もっと体を触れる環境を作りたいと思います。

 

八段錦

久々に功夫のレッスンをうけました。

レッスンは、ストレッチから始まり、体を十分に温めてからスタートをしていきます。功夫に必要な体つくりをするための基礎練習をして、その後「八段錦」あり「太極拳」ありのレッスンです。

八段錦」とは中国の言葉で「バドゥワンジン」と言います。8種類の運動で成り立っており、古代中国から伝わる健康法で「導引術」です。

中国では健康体操として行っているのではないかと思いますが、実際に体を動かしていますと、大変奥深いモノということがわかるようになります。

実際のレッスンでは指導者の動きを真似ているだけです、、、ですが、たった数分間、体を動かしているだけで「気=エネルギー」が整うのですよ!その場の「エネルギー」が、一気に澄んだ空気に変化するのです。受講生の「エネルギー」が整い、受講生が放出する「エネルギー」の質が、その場の空気を変化させているのです。

気功法には2種類にわけますと、

  • 站椿功」→「気=エネルギー」を作りだすモノ(※前回ブログにUP済)
  • 八段錦」→「気=エネルギー」を体内に巡らすモノ

站椿功 - 毎日エネルギーを感じてます

「気=エネルギー」を作りだし、その作った「気」を全身に巡らせ、血液やリンパの流れをよくするわけですから、この2つの動きを行い続けることは、自ずと健康でいられると言うわけです。

中国の健康体操というと「太極拳」を思い出す方は多いと思いますが、本来「太極拳」は武術あり、この「八段錦」が養生法として生まれたものだそうです。

ヨガのように華やかな動きではありませんが、こんなに良いモノが日本では馴染みがないとは、とっても残念なこと。

もっともっと世に知れわたるとよいのになぁ~と思います。

 

站椿功

「杭のように立ち続ける」という意味だそうで、体内で「エネルギー」が発生します。

立ちながらにしてポーズをとって全身の力を抜くのですが、しばらくすると「痛み」を感じるところがあります。

そのような部位は緊張している証拠だそうです。

「站椿功」をすることで自分の体を知ることができ、自分の体を知ると他人の体もわかるようになると、教えてくださった先生は仰っていました。

初めて「站椿功」を試したとき、肩の(三角筋)部分に緊張が現れました。

たった10分程度でしたが、痛いのなんのって、、、

とっても辛い状態だったことを覚えています。

肩の緊張は、精神の状態が手っ取り早くみれる部分。

脳への酸素運搬の通路ですから酷くなると健康を害することもでてきます。

とっても大切な部分です。

また「站椿功」は立禅とも言われており、基本のポーズで静止状態になります。

大変、地味なのですが、続けることで足腰が鍛えられますし、そのうち「手」から「足」からと「エネルギー」が発生していることを感じられるようになりますよ。